Papen's Piling

自分が興味を持った事柄に関するまとめ TwitterID:Papen_GaW

MENU

Nintendo Switch版カービィについてあれこれ予想してみる

 2017年6月14日に公開されたNintendo Spotlightで「星のカービィ」シリーズの最新作が発表されました。詳細については以下のサイトをご覧下さい。

topics.nintendo.co.jp

www.nintendo.co.jp

 Switchで出ると言ったらサブゲーム発展作品が登場し、新作対戦アクションの話をしたSwitchでカービィ、しかも王道*1の横スクロールアクションが発表されるという展開に大いに困惑しましたが、予想を外されることは快感でもあります。ゲームは娯楽ですので意外性を持つことが大事ですから、このように予想が次々と外されるのはむしろ好ましいのです。(言い訳ではありません…よ?)

 ともかく、今回は突如発表されました『星のカービィ for Nintendo Switch(仮称)』の開発体制、操作体系について予想したいと思います。開発体制の予想のためにゲームシステムにも踏み込んでいますのでご了承ください。

開発体制

 このブログではハル研究所のスタッフについて数多くの記事を出していますので当然、この作品でも開発体制は一番の注目対象となります。かつての記事では開発体制の予想はこのようになっていました。

  1. ディレクターは熊崎ではない誰か、東京を中心に早期に出るSwitch、あるいはSwitch/WiiU向け作品
  2. ディレクターは熊崎か彼の元にいたアシスタントディレクターなど、相対的に山梨を中心に数年後に出るSwitch向け作品
出典:カービィの次回作はSwitchで出る予想の3つの根拠(4/13追記) - Papen's Piling

 6月15日現在ディレクターは不明ですが、今までの王道カービィのディレクターは熊崎 信也でしたので恐らく彼でしょう。それに当たる予想は2番ですが、数年後に出るという予想は大きく外れました。つまり仮定、または発展のプロセスで大きな齟齬が生まれていたと言えます。

  しかし、ハル研究所のスタッフが大きく増えていない以上(2017年入社組は3名)、前提となる環境に大きなミスがあるとは言えません。そんな中、トレーラーを見て気になった点が1つありましたので、それを踏まえた予想を先に出します。

 

それは「企画・監修・開発には東京ハル研と任天堂も関わっているのではないか」という予想です。これを説明するためにゲームシステムへ話を移します。

ゲームシステム

 『星のカービィ for Nintendo Switch』の公式サイトにおける説明文は以下の通りです。

Joy-Conおすそわけで、4人まで遊べるカービィ!


Nintendo Switch『星のカービィ』最新作は、ハートをぶつけて敵を仲間にできます。
Joy-Conをおすそわけすれば、仲間を操作して、最大4人までの協力プレイも!
カービィと仲間の能力をかけあわせると、強力な「合体ワザ」を繰り出すことができます。
行く手をはばむ仕掛けを、仲間といっしょに乗り越える。カービィの大冒険が始まります!

出典:星のカービィ for Nintendo Switch (仮称)|Nintendo Switchソフト|Nintendo

「ハートをぶつけて敵を仲間にできます。」という一文、これは既存の『星のカービィ』シリーズの作品で考えてみると少々不思議なことです。

 今までの、所謂熊崎カービィでは特定のステージで利用できるアクション(スーパー能力やビッグバン、ロボボアーマー)が目玉となっていましたが、どこでも利用できるアクション(すいこみやコピー能力、スライディング、ホバリング)は『Wii』『TDX』『ロボプラ』で共通していました。つまり、『TDX』を終えた後に『ロボプラ』を遊んでもプレイヤーが覚えるのはロボボの仕様や新たなコピー能力のコマンドぐらいで、基本的な操作で追加で覚えることは何も無かったのです。

 ですが、本作品では「ハートを敵にぶつける」という新たな基本操作が登場しました。つまり、今まで基本操作ではなく、特別なアクションに重点を置いてきた熊崎カービィとは一線を画すゲームシステムが構築されているのです。

 では、そのようなゲームシステムがどこからやって来たのか?と考えますと、東京ハル研や任天堂が中心となって制作した『あつめて!カービィ』や『タッチ!カービィ スーパーレインボー』が候補として考えられます。すいこみとコピー能力が存在しない両作品では基本操作が一新されているからです。勿論、本作品ではすいこみもコピー能力もありますが、「ハートを敵にぶつける」という常時コントローラーに用意される技の導入には、カービィの新たな可能性を探る作品を出してきた東京ハル研と任天堂が関わっていないとは言えないでしょう。ちなみに任天堂がカービィを活性化させていることについては熊崎が言及しています。

熊崎:長い間カービィシリーズに取り組んできましたが、私達は本当にこの財産を大切にしています。カービィは心から愛している作品なのです。ですから、カービィとは何か、カービィはどのようにしてゲームに登場するべきか、そしてカービィが何をすべきかについてのアイデアも持っています。

しかし、同時にカービィを保護しているように感じ、カービィのできることや彼自体を幾ばくか制限していることも理解しています。それが任天堂との素晴らしい共同作業の理由になります。彼らがやってきますと、ハル研究所社員を活性化させ、新しいアイデアをたくさん追加し、カービィを再定義するのに助けとなるからです。そのため私達がそのことで議論を重ねる時、任天堂は多くのエネルギーを供給しています。

出典:【翻訳】2014年のGVCによる熊崎と服部へのインタビュー記事 - Papen's Piling

 また、『タチカビSR』以降作品を送り出していない東京ハル研が何をしていたのかという疑問の回答にもなります。

 以上の

  1. 今までの王道、熊崎カービィでは特殊アクションを目玉としたシステムだったが、今作はハートを敵にぶつける基本アクションが導入される特異性を持ち、東京ハル研と任天堂の作るカービィは基本操作に変化が加えられているのでそちらの影響が考えられる。
  2. そもそも、東京ハル研のスタッフは『タチカビSR』以降目立った形で登場していないため、今まで何をしていたのかの証明にもなる。

理由から、私は本作の企画・監修・開発に東京ハル研と任天堂が関わっていると予想します。

補足:UI

 証拠として活用するには弱かったため使いませんでしたが、UIも気になるところでした。まずは『タッチ!カービィ スーパーレインボー』のスクリーンショットをご覧下さい。

f:id:dougin-1809:20170615172108j:plain

出典:Amazon.co.jp: タッチ! カービィ スーパーレインボー: ゲーム

下部のカービィのアイコンに注目してから、『星のカービィ for Nintendo Switch(仮称)』のスクリーンショットの左上のカービィのアイコンをご覧下さい

f:id:dougin-1809:20170615172341j:plain

出典:星のカービィ for Nintendo Switch (仮称)|Nintendo Switchソフト|Nintendo

デザインの方向性、色合いが似ている…と私は思いましたが、皆様はどうでしょうか? デザインは詳しくないため証拠には使えませんでしたが、こういった"気になる類似点"も存在したことをここに書き記しておきます。

操作体系

 新たな基本操作が導入されましたので、操作体系についても予想してみます。ここではJoy-Conを例にします。

f:id:dougin-1809:20170615164100j:plain

Joy-ConはHD振動、モーションIRカメラなどの様々な要素を持っていますが基本的な配置は3DSと大して変わっていません。強いて言えばZL、ZR、2つの同じ大きさのスティックボタンが存在することでしょうか。それでは、王道カービィの最新作『星のカービィ ロボボプラネット』の代表的な技で利用するボタンを見てみましょう。

  • ジャンプ/ホバリング…Aボタン
  • すいこみ/はきだし…Bボタン
  • のうりょくをすてる…Xボタン
  • アシストスター…Yボタン
  • ガード…L/R

このように、代表的な技はボタン1つでできるようにしているのが『星のカービィ』シリーズです。「ハートをぶつける」技は本作品では重要な位置を占めると思いますのですぐ押せる所に配置するのが妥当でしょう。しかし、A、B、Xにはすいこみとコピー能力に関係する技が振られていますのでそこには置けません。そうなりますと、唯一利用できるのがYのアシストスターとなります。

 そもそも、アシストスターは3DSという二画面利用できるハードで登場した要素ですから、Switchのように一画面でのゲーム制作となるハードでは同じ画面内に表示しなければなりません。ですが、E3中に公開された公式サイトのスクリーンショットでは、食べ物がはまりそうなスロットは確認できませんでした。

f:id:dougin-1809:20170615170405j:plain

ですので、本作ではアシストスターを廃止し、それで余ったボタンに「ハートをぶつける」を配置していると予想しています。また、アシストスターが廃止されるならばボス戦もバランスが変わるのではないかと考えています。

 

 以上が6月15日時点の『星のカービィ for Nintendo Switch(仮称)』で予想した点、気づいた点です。しかし、この記事を書いている時点では(6月15日午後5時頃)、すいこみ大作戦と新作対戦アクションの続報が来ていませんが、3日目のツリーハウスで出るのでしょうか? 特にすいこみ大作戦は夏ですので発売日は告知して欲しい所です。

*1:すいこみとコピー能力が登場する星のカービィの作品を意味する。ハル研究所社内でも利用されている。