Papen's Piling

自分が興味を持った事柄に関するまとめ TwitterID:Papen_GaW

MENU

カービィハンターズZのスタッフに関する考察

f:id:dougin-1809:20170525162435p:plain

 今回は『みんなで!カービィハンターズZ』(以下、カビハンZ)のスタッフリストについて考察していきます。スタッフリストそのものについては既にカービィwikiにありますのでそちらをご参照下さい。なお、事情により5月20日に発売されたニンテンドードリーム7月号と同一と判断できる内容については載せていません。

ja.kirby.wikia.com

 

峯島 沙穂という人物

 本作のアシスタントディレクターを務める峯島 沙穂は我々プレイヤーから把握できる前歴は『星のカービィ ロボボプラネット』でチームサポートを務めたことしかありません。ハル研ブログに記事も残していないため入社年も不明です。このチームサポートという職がなかなかの曲者で、『ロボプラ』でチームサポートを務めた方を実際のスタッフリストと同じ順に箇条書きしていくと

  1. 橋口 茂
  2. 高橋 芳美
  3. 乙黒 誠二
  4. 平山 茂
  5. 峯島 沙穂

と、彼女の前に並ぶ方々はそれ以前にカービィシリーズでプログラムやデザインを担当した古参のスタッフばかりなのです。しかし、彼女にそのような形跡は存在しません。

 ここで1つ念頭に置くべきことは「ディレクターは監修の役目を持っている」ということです。監修をするには幅広い分野にある程度精通していなければなりません*1。そして「チームサポート」はその監修、もう少し軽い表現にすると相談やアドバイスを受け持つ職であると推測できます。チームをサポートするのですから。このように推測を重ねていくと1つのシナリオが生まれます。

 つまり、「彼女は監修能力に優れているためチームサポートに入れ、カビハンZではその役目をさらに発展させた職に就いてもらった」と。「では何故、彼女を最初からアシスタントディレクターにしなかったのか?」という反論も想定できますが、これはハル研究所の「ディレクター」という職の特異性が原因にあると考えています。

 ハル研究所に「ディレクター」という職は厳密には存在せず「企画ディレクション」として扱われています。名前の通り、企画書を書き、その後監修をするポストです。峯島氏はその監修の部分が特筆できるものだったため、このような変則的手法を用いたのではないかと予想しています。

プログラムサポート、デザインサポート

 『カビハンZ』に関わったスタッフは69名と比較的少数でしたが、スタッフリストで用意されたポストは33個と、倍の121名が関わった『ロボプラ』の35個に迫ります。ここまで肉薄できる訳は、熊崎カービィでは初めて生まれた役職が関係しています。それがプログラムサポート、デザインサポートです。*2

 プログラムサポートでは

  • 鈴木 雄也(入社:2016、初出は今作)

が、デザインサポートでは

  1. 菅野 晃宏(入社:2009、初出はWii)
  2. 佐藤 悦子(入社:2013、初出はロボプラ)
  3. 長岡 愛子(入社:不明、初出は今作)
  4. 今村 恵美(入社:不明、初出はタッチ!カービィ スーパーレインボー)

が登場しました。名前や今回の構成員から、サポートに入る人物を予想すると

  1. メインでない作品の開発に関わる人物
  2. 近年(1~2年)入社した人物
  3. メインでない開発現場で活動する人物

の3種と考えられます。今村 恵美が参加されていることは興味深い事例かも知れませんが、東京ハル研のスタッフが山梨ハル研を中心とする開発に関わることは珍しくないためポストの誕生で何かが変わったとは言えません。役割がより明確になったと現時点では判断できるでしょう。

林 博之

 ですが、東京ハル研のスタッフが載ってもおかしくないとは言っても『あつめて!カービィ』『タチカビSR』でプログラムディレクション*3を務めた林 博之がスペシャルサンクスで登場するのは奇妙な話です。これが何を意味するのか、現段階では材料が少なすぎるため何とも言えませんが。

表舞台に出なかったリーダー

 カービィシリーズの本編でアシスタントディレクターやレベルデザイン、そしてリードアクションプログラムを担当する人はかなり限定されています。アシスタントディレクターでは神山 達哉、レベルデザインは遠藤 裕貴、リードアクションプログラムは住友 克禎となりますが彼らは『カビハンZ』ではスペシャルサンクスか、そもそもスタッフリストに載りませんでした。つまり、開発の中心には立ってないのです。そうなりますと、2017年夏発売予定の『カービィのすいこみ大作戦』や2017年冬発売予定の新しい対戦アクションで重要な立場にあることが予想できます。

 現状では熊崎がゼネラルディレクターとなった以上、彼の1作品に対する監修力は当然ながら低下しています。3名とも2000年代入社の人物*4ですので、10年以上の勤務経験はあります。そんな彼らが今後のカービィシリーズでどのような形で名を残していくのでしょうか。非常に楽しみです。

*1:だからこそディレクターは必要な職でありながらどこでも不足するのですが

*2:デザインサポートは『カービィのエアライド』で登場しています。

*3:東京ハル研独特の名称、任天堂に近い?

*4:神山と遠藤は両者とも2006年入社なので同期