Papen's Piling

主にコンシューマーゲーム会社を調べる所

【考察】ゼノブレイド三作から見るモノリスソフトの開発体制【スタッフリスト】

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 基本、どの記事の作成動機も同じですが、暇でしたので今回は『ゼノブレイド』『ゼノブレイドクロス』『ゼノブレイド2』のスタッフリストを比較してモノリスソフトの開発体制がどうなっているか見ていきたいと思います。ただし音楽関係については私が知識がありませんので除外しています(ACEや光田 康典氏、澤野 弘之氏に詳しい方に任せます)。
Twitterの方で投稿した画像がありますが、それも見ながらでもいいかも知れません。ちなみに数字が一致しない部分がありますがこれは雑な分類と会社を人数にカウントするなどのミスがあるからです。
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3作のスタッフリストについてはこちらのwikiが参考になります*1
シリーズ/ゼノブレイド - [SQRT]担当解析編

なお普段はハル研究所のことばかり調べていますので、私はモノリスソフトやその前身である旧スクウェアについては素人です。もし間違っている記述がありましたら、宜しければご教授頂ければ幸いです。

*1:スタッフリストの並び順で参考になりましたが、もし問題であれば消します。ゲーム関係にはいつもあれと隣り合わせですから。

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【26周年記念】1992年から2006年のハル研究所を見る

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 星のカービィは26周年を迎え、巷では第3回プププトレインやローソンキャンペーンなど企画も盛り上がっています。『星のカービィ スターアライズ』も世界で100万本を突破しました。そのように賑わいを見せる「カービィ」シリーズですが、このブログでは「カービィシリーズ」を創るハル研究所そのものについて色々妄想したり考察したりしています。

dougin-1809.hatenablog.jp

 前回の記事では2004年から2018年の山梨開発センターについて書きましたが、26周年という名目で投稿された今回は1992年から2006年のハル研究所全体の開発体制についてトピックごとに見ていきます。

なお今回の記事は、私が個人でまとめているハル研究所スタッフリストのキャプチャー画像を大量に使用しています。ご注意下さい。

<要約>

  • 「社員の関与が少ないプロジェクトで星のカービィを作り上げた」から始まった桜井政博
  • 『夢の泉の物語』と近い『2』/『3』と『64』
  • 『スマブラDX』=ハル研+クリーチャーズ
  • 『鏡の大迷宮』と『参上!ドロッチェ団』は同列に扱えない
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スターアライズをもってカービィは表舞台に戻った

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 『星のカービィ スターアライズ』(以下、スタアラ)が発売されて数週間経ちましたが、長い間カービィに触れている方であれば『スタアラ』を遊んでいるとこの映像が浮かんだことかと思います。


星のカービィ

便宜的に星のカービィ GCと名付けられている、開発中止になった作品です。『星のカービィ スーパーデラックス』のヘルパーをそのまま4人プレイ用に拡張させたシステムは長い間話題になりました。このシステムは『星のカービィ Wii』ではいつでもイン・アウトを組み込みながらもヘルパーではなくデデデ大王、メタナイト、バンダナワドルディの4名に絞られていましたが、ご存知の様に『スタアラ』では遂に日の目を見ることになりました。先の映像発表は2004年、『スタアラ』発売は2018年ですので実に14年もの歳月を掛けて実現されたことになります。

 

この14年間に何があったかは殆ど分かっておりません。今回はその14年間についてできる限り考察し、今回至った結論「スターアライズをもってカービィは表舞台に戻った」を説明していこうと思います。 ちなみに本稿で語るハル研究所は山梨開発センターを指します。

 

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【考察】2018年のハル研の全力『星のカービィ スターアライズ』【スタッフリスト】

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 2018年03月16日、王道カービィの『星のカービィ スターアライズ』(以下、スタアラ)が発売されました。当ブログではスタッフリスト収集とその考察を主に行っており、今回もその結果を記事にしたいと思います。本記事は普段このブログを見ない方も対象としておりますのでかなり基本的な部分まで解説しているはずです。

 なおネタバレと扱われやすそうなボイスとイラストレーターの部分は何一つ入れていません。そもそも声優やイラストレーターの事情は全く知らないからです。誰か詳しい人に丸投げします。

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ハル研究所の○世代

 2018年01月23日に発売された太田出版による『CONTINUE Vol.51』ではハル研究のスタッフが大々的に特集されました。そこではハル研究所社員を3世代に分けてそれぞれの世代から当時のことをインタビューする形で記事が展開されました。

CONTINUE Vol.51

CONTINUE Vol.51

  • 作者: DEVILMAN crybaby,永井豪,湯浅政明,GAME OF THE YEAR,ハル研究所,ポプテピピック,上坂すみれ,吉田豪,アユニ・D(BiSH),カレー沢薫,押山清高
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2018/01/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 会社を世代に分けて論じるのは非常に面白いと感じ、こちらでもハル研究所が年を通じてどのように変わっていったかを表してみたいと思いました。

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スタッフ便覧:熊崎信也


 ハル研究所社員で今最も話題の人の熊崎信也に関する記事はいくつか出してきましたが、記事が非常に読みづらかったので一から制作し直しました。

 以前のスタイルとは異なり、対象スタッフがどのようなことをしてきたかを作品別で振り返り、その情報にすぐ辿り着けるよう出典や参考記事を配置する形になりました。非常に簡素ですがこちらのほうが把握しやすいと思います。

熊崎信也が行ってきたこと

入社時

  • 新人研修恒例のグループワークで3Dモデリング、テクスチャ、アニメーション、マップ、インフォ、タイトル、エフェクトとデザイナーの仕事を担当(出典:新人研修2002 vol.2
  • グループワークでキャラクターのボイスアクトも行う

デザイナーとして

カービィのエアライド
タッチ!カービィ

ディレクターとして

 ディレクターになりますと熊崎自身がやったのか、それとも他のスタッフが行ったのかはっきりしなくなります。そのため作品の特徴をリストアップする形になります。

星のカービィ ウルトラスーパーデラックス

出典は『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』開発後記 vol.3からですが、半分弱スクロールしないと記事が見られませんのでご注意下さい。

  • アニメーション枚数を増やすが、動作自体はさらに俊敏に
  • 読み込みとテンポに配慮した3Dムービーを導入
  • ゲームモードを7から10以上に増やす
  • コピー能力の再調整
  • 元作品の要素を生かした再創造(ギャラクティックナイトやマルクソウル)

ちなみに『USDX』時点では音楽面の言及はありません。

星のカービィ Wii~星のカービィ トリプルデラックス
  • TDXのビッグバン、ロボプラのロボボアーマーと続く派手な演出である「スーパー能力」の採用
  • サウンドスタッフとの徹底した二人三脚
  • Miiverseにおける積極的な発信(参考:Miiverse魚拓 カテゴリーの記事一覧 - Papen's Piling
  • ディメンションミラーとのリンク
カービィファイターズZ、デデデ大王のデデデでデンZ
  • TDXでの本格的活躍に続くデデデ大王がラスボス、主人公を務める
  • 対戦ステージ、きせかえに見られるファンサービス

ゼネラルディレクターとして

星のカービィ ロボボプラネット
星のカービィ スターアライズ

スカイリムの種族別人口統計

 スカイリムなどThe Elder Scrollsシリーズには様々な種族がいます。そうなると個人的にスカイリム全体である種族はどれくらいいるのか、割合はどの程度なのかという所が気になってきます。そこで今回は『The Elder Scrolls Ⅴ:Skyrim』のNPCについて調べていきます。

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