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『カービィ バトルデラックス!』スタッフリスト考察

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 2017年11月30日に『カービィ バトルデラックス』(以下、バトデラ)が発売されました。いつも通り勿論スタッフリストを回収し*1、その考察を行っていましたが中々面白いものであったため記事にしました。

<忙しい人向け>

  • 『参ドロ』ディレクターの浜村崇がリードゲームデザイン
  • 『タチカビSR』にはなかったUIデザインが設けられる。
  • 大原 萌がリードサウンドとなる初の作品
  • 向江 康弘、神山 達哉、東藤 由実など大物揃いのスペシャルサンクスは、コラボとして?
  • ゼネラルディレクターは後半に来ており、スタッフリストがその作品への関与の度合いで順番が変化している説が大きく浮上

*1:今回はストーリーを最後までクリアしないと見られませんでした。東京HAL研任天堂合作の作品は基本的にこの形です。山梨HAL研のようにすぐ「クレジット」からは見られません。

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【魚拓】カビファZ以降のスタッフルームのお話まとめ(その他社員編)

 今回はMiiverseに設置された『カービィファイターズZ』『デデデ大王のデデデでデンZ』以降のスタッフルームに存在する、熊崎信也以外のハル研究所のスタッフによるお話のまとめです。

今回も全ての出典のリンク先がarchive.orgで保存されたものとなっています。

他のmiiverseの魚拓記事はこちらからも飛べます。

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【魚拓】TDXスタッフルームのお話まとめ(その他社員編)(19/07/03修正)

 今回はMiiverseに設置された『星のカービィ トリプルデラックス』のスタッフルームに投稿された熊崎信也以外のハル研究所のスタッフによるお話のまとめです。 

今回も全ての出典のリンク先がarchive.orgで保存されたものとなっています。

他のmiiverseの魚拓記事はこちらからも飛べます。

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 2019/07/03:[2014/04/18 10:10]の投稿が、タイトルをワーホールと間違えていたため修正しました。

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敵キャラグランプリと登場ゲーム作品数に関係はあるのか?

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 2017年9月9日から同月29日まで、キデイランド18店舗で開催された敵キャラグランプリ。その結果が同年10月4日にエンスカイ公式アカウント(@Kirby_ensky)で発表されました。

結果はワドルディが1位、同時にワドルディ含む全エントリーキャラクターの票数も公開されました。

 この投票結果を見て私は「敵キャラグランプリの票数と、キャラクターの登場ゲーム作品数に相関関係はあるのだろうか?」と思い、各参戦キャラクターの敵キャラグランプリにおける票数と、それぞれの登場ゲーム作品数でクロスさせた散布図を作ることにしました。

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【魚拓】星のカービィ ロボボプラネット イラスト&スクリーンショットコンテストのまとめ

  3DS、WiiUのSNSとして長年働き続けたMiiverseですが、2017年11月8日(水)をもって終了することとなりました。

このたび、2012年12月8日のWii Uの発売に合わせて開始いたしました、ゲームを通じて世界中のお客様同士がつながれるサービス『Miiverse(ミーバース)』を、2017年11月8日(水)をもって終了させていただくこととなりました。

 

『Miiverse』サービス終了日時
2017年11月8日(水)15:00(日本時間)


ご愛用いただいておりましたお客様には申し訳ございませんが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

なお、サービス終了に伴い、『Miiverse』へお寄せいただきましたご自身の投稿(※1)がダウンロードできるサービスを、
Web版『Miiverse』にて期間限定で提供させていただきます。詳細は『Miiverse』内でお知らせいたします。

長きにわたりご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。

出典:『Miiverse(ミーバース)』サービス終了のお知らせ|サポート情報|Nintendo

そのため、停滞していた『星のカービィ』シリーズのスタッフルームにおける投稿の魚拓作業を再度開始することにしました。今回は、2016年9月30日から12月16日の間に行われた、星のカービィ ロボボプラネット イラスト&スクリーンショットコンテストとなります。両部門一緒に、どうぞ。

他のmiiverseの魚拓記事はこちらからも飛べます。

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HAL Egg初報に関して

 2017年8月22日にハル研究所公式サイト、公式Twitterアカウントで公開されたHAL Egg。ハル研究所は和議申請をしてから任天堂の出す据置・携帯ゲーム機でゲーム作品や開発環境を出す会社として動き続けてきましたが、今回は「スマートフォン向け新規キャラクターのゲームアプリ」でした。近頃、ハル研究所は経営面ではブランドマネジメント課の活躍や、監査役の変更、作品面では新たなIP『ハコボーイ!』シリーズの展開、その間接的なスマートフォンアプリの登場*1など様々な活動を見せております。「カービィのゲーム専門の」という修飾子は現状にそぐわないものとなっていました。

 そんな中発表された、ハル研究所のスマホ進出ですが一番注目を浴びたのはやはりこのロゴでしょう。

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出典:スマートフォン向け新規キャラクターゲームアプリを開発中! | ハル研ブログ | ハル研究所

このロゴとハル研究所のシンボルマーク、「犬たまご」を比較すると1つの考察に行き着くからです。

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出典:犬たまご | 会社を知る | ハル研究所

ハル研究所のシンボルマークは、卵を温める犬です。その卵から芽が出てきたのです。一見すると奇妙な話に思われるかも知れませんが、そもそも哺乳類である犬が卵を温めるということ自体が思いがけない結び付きです。今回の芽が出てる卵も"まだ見たこともない、新しい楽しさ"に繋がっていると考えればおかしな話ではないと思います。

 話は変わりますが、『星のカービィ』シリーズのゼネラルディレクター、熊崎信也はハコチャンネル*2においてキュービィの「新しい物を作るときはどんな感じだったんですか?」という質問に対しこのように答えていました。


【ハコボーイ!】アレのあいことば発表有り!?センパイみたいに人気者になりたいんです!PART2#17

キュービィ:カービィのレースとか、ボールとか色んなシリーズがあるんですけど
新しい物を作るときはどんな感じだったんですか?

 

熊崎:元々は遊びありきじゃないですか。カービィでっていう場合はカービィを生かしたものですよね。
例えばカービィが食べ物を食べるキャラなら食べ物にまつわるゲームがあるとしたら相性が良いとか。

別であったとしたら、新しいレースゲームやパズルゲームの企画が出来て
この要素って例えば2つの要素を組み合わせた、新たなものが生まれる
パズルゲームだったらこれ、コピー能力に見えるよねってことで合わせるとか。

無理やり合わせることはないんですよね。新しいゲームありきか、カービィでこれやったら良いよねってのが合わさった時に生まれる。

上記動画より4:09~4:54を書き起こし。一部表現を削除

 新しいゲーム、遊びが生まれたからゲームを作るという姿勢がハル研究所にはあります。*3今回のスマホ進出は端から見れば、ニュートンの林檎の話のように突然の出来事のように写ります。ですが、それはニュートンがケプラーの法則や自然哲学に関する研究を温めてたから出来た話です。同じように新たなゲームが生まれるには試行錯誤を重ね、良いアイデアは熟成させる必要があります。地道な育成が功を奏した結果があの芽が出た卵なのでしょう。

*1:ユニクロ×ハコボーイ!

*2:ヤマダノヤマチが司会を務める2.5ヶ月限定のハコボーイ!公式チャンネル。

*3:実はゲーム開発の姿勢を公式関係者が明らかにしたのはこれが初です。

【Splatoon2】近接と遠隔で分ける、サーモンランのオオモノシャケしばき

 皆さんはイカがお過ごしでしょうか。…はい、今回は『Splatoon2』の「サーモンラン」についてお話ししたいと思います。既にサーモンランの攻略や立ち回りについては114514回各地でお話しされていると思いますのでぶっちゃけ聞き飽きた方もいらっしゃるかも知れませんが、自分が書きたかったのでこのようになりました。ちなみに本記事では、以下の条件に当てはまる方を対象としています。

  • クマサン商会のバイトマニュアルをちゃんと読んだ方
  • どの武器を持ってもそれなりに動ける(≠活躍)方
  • イベントの対処法はそれなりに知っている(≠完璧)

つまり、研修を終えてバイトにだいぶ慣れている方対象です。また、タイトルからも分かるように、これは「近接と遠隔」という2つのカテゴリで分けたオオモノシャケしばきです。ナワバリバトルやガチマッチの話は一切やりません。

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